グリーン投資減税

グリーン投資減税 (2013/4/1更新分反映)

【~2016/3/31】 H25 グリーン投資減税 (2013/4/1更新分反映)

グリーン投資減税の対象設備の追加等の他、適用期間が延長されましたのでご注意ください。(2013年(平成25年)4月1日更新)

グリーン投資減税 とは
本事業は、青色申告書を提出する個人及び法人が、対象設備を取得し、かつ1年以内に事業の用に供した場合に、取得価額の30%特別償却(一部の対象設備については即時償却)又は7%税額控除(中小企業者等のみ)のいずれかを選択し税制優遇が受けられる制度です。

補助金の種類
税制優遇

補助対象者
青色申告をしている法人
個人

対象事業
(1)普通償却に加えて、基準取得価額(計算基礎となる価額)の30%特別償却及び即時償却。

2013年(平成25年)4月1日から2016年(平成28年)3月31日までの期間内に取得等して、その日から1年以内に事業の用に供した場合、事業の用に供した日を含む事業年度において特別償却が可能です。なお、太陽光発電設備、風力発電設備及び熱電併給型動力発生設備については、2015年(平成27年)3月31日までの期間内に取得等し、その日から1年以内に事業の用に供した場合、事業の用に供した日を含む事業年度において即時償却が可能です。。

(2)中小企業者等に限り、取得価額の7%相当額の税額控除。

中小企業者等は、取得価額の7%の税額控除との選択が可能です。ただし、供用年度の所得に対する法人税の額(個人の場合は供用年の事業所得に係る所得税の額)の20%相当額が税額控除の限度となります。

対象設備(費)
http://www.enecho.meti.go.jp/greensite/green/green-list.html

【別表1】太陽光発電設備及び風力発電設備(2設備)
1 太陽光発電設備
2 風力発電設備

【別表2】新エネルギー利用設備等(4設備)
1 中小水力発電設備
2 水熱利用設備
3 雪氷熱利用設備
4 バイオマス利用装置

【別表3】熱電併給型動力発生設備(1設備)
熱電併給型動力発生装置

【別表4】二酸化炭素排出抑制設備等(18設備)
1 熱併給型動力発生装置
2 コンバインドサイクル発電ガスタービン
3 高効率配線設備
4 高効率複合工作機械
5 ハイブリッド建設機械
6 高効率電気式誘導加熱炉
7 断熱強化型工業炉
8 高性能工業炉廃熱回収式燃焼装置
9 プラグインハイブリッド自動車
10 エネルギー回生型ハイブリッド自動車
11 電気自動車
12 電気自動車専用急速充電設備
13 ガス冷房装置
14 高効率型電動熱源機
15 高断熱窓設備
16 氷蓄熱式冷凍機組込型空気調和機
17 高効率照明設備
18 定置用蓄電設備

【別表5】エネルギー使用制御設備(6設備)
1 測定装置
2 中継装置
3 アクチュエーター
4 可変風量制御装置
5 インバーター
6 電子計算機

補助対象費用(費目)
取得価額は、特別償却限度額又は税額控除限度額の計算の基礎となる価額です。

対象設備の取得価額には、告示等に具体的に規定されている設備等の購入代金(購入手数料を含む)または製作費(原材料費、設備費、製作に従事した従業員の賃金、手当、福利厚生費等を含む)に加え、企業の経理において取得価額に算入した借入金の利子(減価償却資産の購入または建設、製作、製造等のための借り入れ資金の利子で、当該資産の使用開始前の期間に係わるもの)
引取運賃、荷役費、運送保険料
据付費
その他の直接費用
を含みます。

太陽光発電(図解2)

①電気を創る:太陽電池モジュール
太陽光パネルで太陽の光を受けて電気(直流)を創ります。

②交流に変換:パワーコンディショナ
太陽光パネルで創った直流の電気を、家で使える交流に換えます。

③電力を分配:太陽光発電対応住宅分電盤
発電した電気を各部屋のコンセントに送ります。

④電気を使う:電気製品や設備
昼間は太陽光で創った電気で、家中の家電製品を使います。

⑤電気をチェック:エネルギーモニタ
創った電気の量、売った電気の量や金額、わが家のエコ度などが、グラフやイラストでわかります。

⑥電気を売る・買う
創った電気が余ったら、電力会社に送電して電気を買い取ってもらいます。
夜や雨の日など、太陽光の電気では足りないときは、従来どおり電力会社の電気を買います。

太陽光発電のしくみ(図解)

住宅用の太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを受けて太陽電池が発電した直流電力を、パワーコンディショナにより電力会社と同じ交流電力に変換し、家庭内のさまざまな家電製品に電気を供給します。

一般の系統連系方式の太陽光発電システムでは電力会社の配電線とつながっているので、発電電力が消費電力を上回った場合は、電力会社へ逆に送電(逆潮流)して電気を買い取ってもらうことができます。反対に、曇りや雨の日など発電した電力では足りない時や夜間などは、従来通り電力会社の電気を使います。
なお、こうした電気のやりとりは自動的に行われるので、日常の操作は一切不要です。

キーワード
太陽電池: 太陽の光エネルギーを直接電気に変換する装置。
接続箱: 太陽電池からの直流配線を一本にまとめ、パワーコンディショナに送るための装置。
パワーコンディショナ: 太陽電池で発電した直流電力を交流電力に変換するための装置。
分電盤: 家の配線に電気を分ける装置。
電力量計: 電力会社に売った電力や、購入した電力を計量するメーター。売電用と買電用の2つの電力量計が必要となります。
系統連系: 自家用発電設備を電力会社の配電線に接続して運用する方法。
逆潮流: 系統連系する太陽光発電などの自家用発電設備から、電力会社の配電線(商用系統)へ電力が流れること